サザナミくんが立ったあと、知らない男子が席を詰めた。
「姫も何か歌おうよ」
そう言われても困る。
「昨日ステージで歌ってた曲でもいいし」
そうは言われても歌える気はしないし、愛想笑いもできないくらいに身体が硬直を始めていた。
平気な人とだめな人がいる。
身体が触れていなくても近くに来られるだけで身体が拒否する人とそうでない人。
何が違うのかはわからないけれど、それ以上近くに来ないで、と身体が逃げる。
どうしよう――。
ぎゅ、と目を瞑ったとき、私の隣にピタリと身を寄せていた男子が急に立ち上がった。
その行動に驚き、どうしたのだろう、と顔を上げると、ドアを開けてツカサが入ってきたところだった。
「姫も何か歌おうよ」
そう言われても困る。
「昨日ステージで歌ってた曲でもいいし」
そうは言われても歌える気はしないし、愛想笑いもできないくらいに身体が硬直を始めていた。
平気な人とだめな人がいる。
身体が触れていなくても近くに来られるだけで身体が拒否する人とそうでない人。
何が違うのかはわからないけれど、それ以上近くに来ないで、と身体が逃げる。
どうしよう――。
ぎゅ、と目を瞑ったとき、私の隣にピタリと身を寄せていた男子が急に立ち上がった。
その行動に驚き、どうしたのだろう、と顔を上げると、ドアを開けてツカサが入ってきたところだった。


