栞ちゃんの作ったビーフシチューに舌鼓を打っていると、蒼樹がリビングに戻ってきた。
自然とみんなの視線が蒼樹を向く。
「先輩、今なら話せるかも。翠葉、アンダンテのものを食べているときは頬が緩むから」
「……大丈夫なの?」
「たぶん」
その言葉に、
「栞ちゃん、ごめん。食事中だけど一度席を立つね」
「いいわよ。あとであたためなおしてあげる」
快く了承してくれ、俺はそのまま席を立った。
彼女の部屋に足を踏み入れると、彼女はすごく慌てた感じで蒼樹に訊く。
「そ、蒼兄っ、ひとつだけ教えてほしいっ」
「何?」
「あのっ、謝るときって、横になったままでも失礼じゃないっ!?」
……何? なんだって?
……あぁ、横になったまま謝ったら失礼じゃないかって、そういうこと?
くっ……律儀だし真面目な子だとは思っていたけどどこまで真面目なんだか。
ダメだ、これはちょっとツボった……。
俺どころか蒼樹のほうがひどい有様だ。壁に手をついて大笑いしている。
これはちょっと訊いてみなくてはいけないだろう。
自然とみんなの視線が蒼樹を向く。
「先輩、今なら話せるかも。翠葉、アンダンテのものを食べているときは頬が緩むから」
「……大丈夫なの?」
「たぶん」
その言葉に、
「栞ちゃん、ごめん。食事中だけど一度席を立つね」
「いいわよ。あとであたためなおしてあげる」
快く了承してくれ、俺はそのまま席を立った。
彼女の部屋に足を踏み入れると、彼女はすごく慌てた感じで蒼樹に訊く。
「そ、蒼兄っ、ひとつだけ教えてほしいっ」
「何?」
「あのっ、謝るときって、横になったままでも失礼じゃないっ!?」
……何? なんだって?
……あぁ、横になったまま謝ったら失礼じゃないかって、そういうこと?
くっ……律儀だし真面目な子だとは思っていたけどどこまで真面目なんだか。
ダメだ、これはちょっとツボった……。
俺どころか蒼樹のほうがひどい有様だ。壁に手をついて大笑いしている。
これはちょっと訊いてみなくてはいけないだろう。