光のもとでⅠ

 別に「好き」と言ったわけではなく、ただ「格好いい」と言っただけなのに、どうしてこんなに心臓がバクバクいうのだろう。
「だからさ……」
「わかってるよっ。そんな短時間で顔は変わらないとか言うのでしょっ!? でも、服装が違うんだからっ」
 もう、自分が何を言っているのかすらわかっていない。
「翠、どれだけこの顔が好きなわけ?」
「え……? それは、ものすごく……。ど真ん中ストライクくらい……?」
 ツカサは深いため息をつくと、
「じゃぁ――翠がかわいくて直視できない。かわいくて困る」
 え……?