光のもとでⅠ

 早く冷めて、と冷気に願う。
「どうかしたの?」
「どうもしないんだけど……」
「どうもしなかったらこんな行動は取らないでしょう?」
「――ツカサが……」
「え?」
「ツカサが格好良すぎて困るの……」
「……ごめん、もう一度お願い」
 私の小さな声は、周囲の音に消されてしまうらしい。
 だから、桃華さんの耳もとで同じことを口にした。
 桃華さんは絶句して私の顔を見る。