光のもとでⅠ

 そのあとは周りの音が一切聞こえなくなり、頭に再生される映像をまるでスクリーンでも見るような感じで眺めていた。
 あの日――私は藤棚の藤がきれいで、ベンチに座ってそれを見上げていたんだ。
 そしたら見覚えのある男子がやってきて、声をかけられてびっくりした。
 すぐにでも逃げ出したくて、反射的に立ち上がったら眩暈を起こした。
 そんな状況下で男子に腕を掴まれ、逃げ道を失って困っているところにツカサが来てくれた。
 そのあとに秋斗さんと桃華さんも来て――。
 少し落ち着いてからツカサの弓道の試合を見るために場所を移動した。
 初めて弓道をしているツカサを見てきれいだと思った。
 そのツカサを見ながら、秋斗さんが射法八節を教えてくれた。