一粒涙が零れると、そのあとはボロボロ、と涙がいくつも零れた。
話したいことがたくさんありすぎて言葉が出てこない。
だから、まるで小さな子みたいに泣くだけ泣いて、蒼兄にしがみついていた。
ガチャ、と音がして唯兄の声が降ってくる。
「ありゃ? もう話し始めてたりする?」
「いや、まだなんだけどこの状態……」
「何がどうして泣いてるのか……」
「うーん……聞いてみないことにはわからないよな」
一頻り泣き終わってからお茶を口にすると、ほわっとハーブの香りが口腔内に広がった。
「落ち着いた?」
唯兄に顔を覗きこまれ、どうしても泣き笑いになる。
話したいことがたくさんありすぎて言葉が出てこない。
だから、まるで小さな子みたいに泣くだけ泣いて、蒼兄にしがみついていた。
ガチャ、と音がして唯兄の声が降ってくる。
「ありゃ? もう話し始めてたりする?」
「いや、まだなんだけどこの状態……」
「何がどうして泣いてるのか……」
「うーん……聞いてみないことにはわからないよな」
一頻り泣き終わってからお茶を口にすると、ほわっとハーブの香りが口腔内に広がった。
「落ち着いた?」
唯兄に顔を覗きこまれ、どうしても泣き笑いになる。


