光のもとでⅠ

 ……秋斗さんも私がほかの人を好きだと知ったら、今日の私みたいに傷つくのだろうか。
 少し考えるだけでも、胸をぎゅっ、と掴まれたみたいに苦しく感じた。
 そして、なんだか呼吸も苦しい気がする。
 あ――。
 ザバッ、と顔を上げて思う。
 息をしていなかったら苦しくなって当たり前……。
 お風呂から出るときには息が少し切れていた。

 バスルームを出ると、唯兄がドライヤーを持って待機していた。
「化粧水つけたらダイニングね」
 言われてコクリと頷く。
 自室のドレッサーの前に立ち化粧水をつけながら、そのテーブルに置いてあるものに目を留める。