「香乃子ちゃんのことを軽く考えているわけじゃないんだけどな……」
そう呟いては、今日知った初めての感情を口にしてみる。
「好き――」
できる限り小さく発したつもりなのに、バスルームに反響した声が意外にも大きく聞こえて、慌てて水面に顔をつけた。
パシャン――音と共に、顔に少しの衝撃がある。
口から吐き出す息が、大小様々な気泡となって水面に上がっていくのを肌で感じる。
ポコポコポコ、と顔の周りでする音がとても大きく聞こえ、その音に身を委ねていた。
ローズマリーの香りを感じつつの入浴だったこともあり、香りつながりで秋斗さんを思い出す。
秋斗さん、私、好きな人ができました……。
でも、その人は秋斗さんじゃなかった。
そう呟いては、今日知った初めての感情を口にしてみる。
「好き――」
できる限り小さく発したつもりなのに、バスルームに反響した声が意外にも大きく聞こえて、慌てて水面に顔をつけた。
パシャン――音と共に、顔に少しの衝撃がある。
口から吐き出す息が、大小様々な気泡となって水面に上がっていくのを肌で感じる。
ポコポコポコ、と顔の周りでする音がとても大きく聞こえ、その音に身を委ねていた。
ローズマリーの香りを感じつつの入浴だったこともあり、香りつながりで秋斗さんを思い出す。
秋斗さん、私、好きな人ができました……。
でも、その人は秋斗さんじゃなかった。


