光のもとでⅠ

 相馬先生にも秋斗さんにも冷やさないように言われた。
 だから、ひとまずあたたまろう。
 ルームウェアに着替え、秋斗さんのジャケットをハンガーにかけようとしたとき、大好きな香りがふわっと香った。
 この香りは秋斗さんがあの香水をつけたときに香る香り。
 思わず顔をうずめてその香りを吸い込む。
「リィ……なんだかすごく変態っぽい」
「っ……!?」
 唯兄が部屋の入り口から顔を覗かせていた。
「お風呂にお湯入ったよって言いに来たんだけど……」
 私は、「変態っぽい」という言葉と自分の行為を少し考え、言われても仕方のないことをしていたかも、と思えばなんともいえない気分になる。