――パシャ。
なじみのある音がした。
……パシャッ?
あぁ、今のはカメラのシャッターを切る音だよね。
「え? シャッター?」
目を開けると目の前にカメラをかまえた久先輩がいた。
「まさかふたりがこんなところにいるとは思いもしなかったよ。戻ってくる時間になっても戻ってこないから、図書室まで迎えにいったんだけどいないしさ。もしかして、と思って来てみたら正解。いや、驚いた。司も一緒になって寝てるとはね」
くくく、と面白そうに笑っては、撮った写真を見せられる。
見せられた瞬間、自分を見るのではなくツカサを見ていた。
目、閉じていてもきれい……。
なじみのある音がした。
……パシャッ?
あぁ、今のはカメラのシャッターを切る音だよね。
「え? シャッター?」
目を開けると目の前にカメラをかまえた久先輩がいた。
「まさかふたりがこんなところにいるとは思いもしなかったよ。戻ってくる時間になっても戻ってこないから、図書室まで迎えにいったんだけどいないしさ。もしかして、と思って来てみたら正解。いや、驚いた。司も一緒になって寝てるとはね」
くくく、と面白そうに笑っては、撮った写真を見せられる。
見せられた瞬間、自分を見るのではなくツカサを見ていた。
目、閉じていてもきれい……。


