今日は何度だってツカサを見て赤面する自信があるのだから。
困ったな……。
せめて、いつもと同じ制服姿ならまだ免疫があるものを――。
奈落に出ると、決して明るいとは言えないそこがとても明るく感じた。
目が慣れなくて少し細めてしまう。
それは、朝起きて瞼の向こうに光を感じるのに少し似た感覚。
「あと二分で茜先輩が戻ってくる。それまで座ってろ」
ツカサが昇降機に小道具の椅子を置くと、私はそこに座らされた。
「それから飲み物」
「あ、はい」
手に持っていたペットボトルの蓋を開け、ほんのりと甘酸っぱい液体で喉を潤す。
思っていたよりも喉が渇いていたようで、一気に半分くらい飲めてしまった。
困ったな……。
せめて、いつもと同じ制服姿ならまだ免疫があるものを――。
奈落に出ると、決して明るいとは言えないそこがとても明るく感じた。
目が慣れなくて少し細めてしまう。
それは、朝起きて瞼の向こうに光を感じるのに少し似た感覚。
「あと二分で茜先輩が戻ってくる。それまで座ってろ」
ツカサが昇降機に小道具の椅子を置くと、私はそこに座らされた。
「それから飲み物」
「あ、はい」
手に持っていたペットボトルの蓋を開け、ほんのりと甘酸っぱい液体で喉を潤す。
思っていたよりも喉が渇いていたようで、一気に半分くらい飲めてしまった。


