どうしても自分から視線を逸らすことができなかった。
大画面モニターから逃れて会場へ来たのに、これではなんの意味もない。
顔が熱くなるのはあっという間だった。
顔というよりは、身体中が熱い気がする。
「体調は大丈夫?」
突如耳もとで聞こえた声にびっくりした。
「え? あっ、はいっ。大丈夫ですっ」
朝陽先輩の声がきっかけで、ツカサから視線を逸らすことができた。
ついでに、妙に熱い頬に自分の手を当てて冷やす。
末端冷え性がこんなふうに役立つとは思いもしなかった。
「どうかした?」
どうか……?
どうかしたというか、ツカサが格好良くて困るというか……。
どうしようなんて答えたら――。
大画面モニターから逃れて会場へ来たのに、これではなんの意味もない。
顔が熱くなるのはあっという間だった。
顔というよりは、身体中が熱い気がする。
「体調は大丈夫?」
突如耳もとで聞こえた声にびっくりした。
「え? あっ、はいっ。大丈夫ですっ」
朝陽先輩の声がきっかけで、ツカサから視線を逸らすことができた。
ついでに、妙に熱い頬に自分の手を当てて冷やす。
末端冷え性がこんなふうに役立つとは思いもしなかった。
「どうかした?」
どうか……?
どうかしたというか、ツカサが格好良くて困るというか……。
どうしようなんて答えたら――。


