それはつまり、校内の生徒も疑わなくてはいけない、ということだよね……。
外部の人間が立ち入る日とか、そういうのはあまり関係がない気がしてしまう。
関係があったとしても微々たるもので、こういう警戒自体が日常的なのかもしれない。
一通り説明を聞き終えたときには図書棟に着いていた。
「……せ、戦場だね」
それは図書室に入った直後に私が発した言葉。
放送ブースの中には担当の人が入っていて、外からは次々と新しい情報が貼り付けられていく。
それはもう、透明なガラス部分が見えなくなってしまうくらいに。
「あれ? 海斗は桃華と見回りじゃなかった?」
私たちに気づいた嵐子先輩に話しかけられる。
「あはは、強力な用心棒が参上したので、俺は翠葉お届け隊」
「何それ」
「桃華の彼氏、つまりは翠葉のお兄さんが桃華と巡回してる」
その言葉に嵐子先輩が狂喜乱舞した。
外部の人間が立ち入る日とか、そういうのはあまり関係がない気がしてしまう。
関係があったとしても微々たるもので、こういう警戒自体が日常的なのかもしれない。
一通り説明を聞き終えたときには図書棟に着いていた。
「……せ、戦場だね」
それは図書室に入った直後に私が発した言葉。
放送ブースの中には担当の人が入っていて、外からは次々と新しい情報が貼り付けられていく。
それはもう、透明なガラス部分が見えなくなってしまうくらいに。
「あれ? 海斗は桃華と見回りじゃなかった?」
私たちに気づいた嵐子先輩に話しかけられる。
「あはは、強力な用心棒が参上したので、俺は翠葉お届け隊」
「何それ」
「桃華の彼氏、つまりは翠葉のお兄さんが桃華と巡回してる」
その言葉に嵐子先輩が狂喜乱舞した。


