「翠葉の兄で、蒼樹といいます。妹が今日は――いや、今日も、かな? お世話になると思うけどよろしくね」
空太くんと香乃子ちゃんはふたり揃って「はい」と答えた。
「じゃ、翠葉。午後のライブステージ楽しみにしてる。桃華、行こう」
蒼兄は桃華さんと連れ立って廊下を歩き始めた。
「何か意外……」
「何なに? 蒼樹さん取られた気分?」
「ううん、そうじゃないの。なんだか桃華さんの様子がいつもと違って見えたから」
「確かに、ちょっとしおらしかったよな」
私と海斗くんは図書棟へ向かおうと廊下を移動し始める。と、テラスから一、二年棟に向かって歩いてくるツカサと出くわした。
「ツカサ、これ、うちのクラスのクッキーなの」
先ほど買ったクッキーをツカサに渡すと、それを見て瞠目する。
空太くんと香乃子ちゃんはふたり揃って「はい」と答えた。
「じゃ、翠葉。午後のライブステージ楽しみにしてる。桃華、行こう」
蒼兄は桃華さんと連れ立って廊下を歩き始めた。
「何か意外……」
「何なに? 蒼樹さん取られた気分?」
「ううん、そうじゃないの。なんだか桃華さんの様子がいつもと違って見えたから」
「確かに、ちょっとしおらしかったよな」
私と海斗くんは図書棟へ向かおうと廊下を移動し始める。と、テラスから一、二年棟に向かって歩いてくるツカサと出くわした。
「ツカサ、これ、うちのクラスのクッキーなの」
先ほど買ったクッキーをツカサに渡すと、それを見て瞠目する。


