な、に……?
なんのこと?
「幼稚部から一緒なわけでもなく、高等部からの入学でこれだけ藤宮の人間と深く関わっている人間ともなると、狙われかねない。普段の校内ならまだしも、外部から人が入ってくるとなると話は別」
もともと座ってはいたものの、気づけば床にお尻をついていた。
そして、自分の身体を支えるように、両腕を身体の後方へつく。
なんのことかもわからないまま話を進められることに危機感を覚え、
「海斗くん、何? なんの話?」
海斗くんはす、と息を吸い込んでから口を開いた。
「ごめんな。俺たちと関わっていると身の危険に晒される可能性がある」
私はゴクリ、と唾を飲みこんだ。
「薬物と外から持ち込まれた飲食物――それだけは警備ではじけない。だから――」
海斗くんは私に合わせていた視線を逸らし、「それ」とさっき飲もうとしてやめたミネラルウォーターを指差す。
なんのこと?
「幼稚部から一緒なわけでもなく、高等部からの入学でこれだけ藤宮の人間と深く関わっている人間ともなると、狙われかねない。普段の校内ならまだしも、外部から人が入ってくるとなると話は別」
もともと座ってはいたものの、気づけば床にお尻をついていた。
そして、自分の身体を支えるように、両腕を身体の後方へつく。
なんのことかもわからないまま話を進められることに危機感を覚え、
「海斗くん、何? なんの話?」
海斗くんはす、と息を吸い込んでから口を開いた。
「ごめんな。俺たちと関わっていると身の危険に晒される可能性がある」
私はゴクリ、と唾を飲みこんだ。
「薬物と外から持ち込まれた飲食物――それだけは警備ではじけない。だから――」
海斗くんは私に合わせていた視線を逸らし、「それ」とさっき飲もうとしてやめたミネラルウォーターを指差す。


