「翠葉、大丈夫よ。使い方がわからなければインカムを通して話しかければ誰かしら答えてくれるわ」
とりあえずのところ、通常モードで話す分には生徒会メンバー全員が聞ける状態に設定されているため、誰かしらが答えてくれる。そういうことらしい。
インカムについては少しほっとしたけれど、海斗くんに感じた違和感が気になって仕方なかった。
何かいつもと違う……。
でも、海斗くんは普通に笑っている。
いつもと同じ笑顔で――。
川岸先生が来て出欠を取ると、
「明日の集客は戦略合戦だから、今日中に確保できる来場者は数伸ばしておけよー!」
そんな激励でホームルームが終わった。
とりあえずのところ、通常モードで話す分には生徒会メンバー全員が聞ける状態に設定されているため、誰かしらが答えてくれる。そういうことらしい。
インカムについては少しほっとしたけれど、海斗くんに感じた違和感が気になって仕方なかった。
何かいつもと違う……。
でも、海斗くんは普通に笑っている。
いつもと同じ笑顔で――。
川岸先生が来て出欠を取ると、
「明日の集客は戦略合戦だから、今日中に確保できる来場者は数伸ばしておけよー!」
そんな激励でホームルームが終わった。


