なんとか、そんな症状を起こすこともなく今日までやってこれたが――。
翠は今日まともに休めるのだろうか。
風呂から上がりダイニングへ行くと、テーブルに夕飯が並んでいた。
見るからにできたての料理。
「……何、どうしたの?」
思わずそれらを指して訊いてしまう。
「作ったに決まってるでしょ?」
「いや、そういう意味じゃないんだけど……」
「トマトソースのシーフードパスタ、好きでしょ?」
「好きだけど……」
パスタ皿に盛られたパスタには、直径四センチほどの大ぶりなホタテが五個も乗っていた。
飾りに添えられたパセリの青さが一際目を引く。
翠は今日まともに休めるのだろうか。
風呂から上がりダイニングへ行くと、テーブルに夕飯が並んでいた。
見るからにできたての料理。
「……何、どうしたの?」
思わずそれらを指して訊いてしまう。
「作ったに決まってるでしょ?」
「いや、そういう意味じゃないんだけど……」
「トマトソースのシーフードパスタ、好きでしょ?」
「好きだけど……」
パスタ皿に盛られたパスタには、直径四センチほどの大ぶりなホタテが五個も乗っていた。
飾りに添えられたパセリの青さが一際目を引く。


