でも、こう何度も礼を言われたところで反応のしようがない。
そろそろ作業を再開しろ、と言おうとしたら、翠のスイッチが切り替わり、一瞬にして作業に意識を集中し始めた。
――「はい、そこまで」
声をかけたのは、残り三枚手付かずの状態でのこと。
少し前から翠の作業を見ていたが、時間的な問題から、そこでストップをかけるのが妥当だと踏んだ。
三件の収支報告であれば、明日に持ち越しても負担にはならないだろう。
翠はテーブルから少し離れて深呼吸をする。
手を組み、頭上に腕をぐんと伸ばし軽くストレッチをすると、胸骨のあたりから、コキ、と小気味いい音が聞こえてきた。
ストレッチで胸骨が鳴る人間を初めて見たと思う。
そろそろ作業を再開しろ、と言おうとしたら、翠のスイッチが切り替わり、一瞬にして作業に意識を集中し始めた。
――「はい、そこまで」
声をかけたのは、残り三枚手付かずの状態でのこと。
少し前から翠の作業を見ていたが、時間的な問題から、そこでストップをかけるのが妥当だと踏んだ。
三件の収支報告であれば、明日に持ち越しても負担にはならないだろう。
翠はテーブルから少し離れて深呼吸をする。
手を組み、頭上に腕をぐんと伸ばし軽くストレッチをすると、胸骨のあたりから、コキ、と小気味いい音が聞こえてきた。
ストレッチで胸骨が鳴る人間を初めて見たと思う。


