光のもとでⅠ

「……だからといって、時間制限を解除するつもりはないけど」
 と、自分のパソコンに視線を戻した。
「だから、何やってるのっ!?」
 半ば膝立ちになり、翠は俺のパソコンを乱暴に覗き込む。
 俺のパソコンにはエクセルが立ち上がっていた。
 翠、色んな意味で侮ってくれるな。
 翠にリトルバンクや会計作業全般を任せはした。が、翠が倒れたときのことやデータが飛んだときのことを考慮せずに動くほど、浅はかな行動を取っているつもりはない。
 バックアップは常に取る必要があるし、現況把握は俺のライフワークだ。
 現在、リトルバンクへアクセスできるパソコンは、唯さんが用意したノートパソコンと生徒会のパソコン。そのほかには俺のノートパソコンと秋兄のマシンの四台。