目を瞑ったリィの顔を見つつ、左手で部屋の照明を落とす。
そして、わざわざ出してくれた左腕を布団の中にしまった。
別に、布団の外に手を出さないと手がつなげないわけじゃないからさ。
そんな変化にすら、「ありがとう」と小さく口にする。
俺は何も答えない。
これが普通でいいんだよ。
これを普通にさせて。
ほら、寝ちゃいな。
……さて、司っち。
君、何をしてくれたのかな。
今、うちのお姫様に何かできるのは君だけだと思うんだけど。
……もしかして俺のせい?
少し考えてみるんだけど、彼がリィを故意的に傷つけるとは考えがたい。
そして、わざわざ出してくれた左腕を布団の中にしまった。
別に、布団の外に手を出さないと手がつなげないわけじゃないからさ。
そんな変化にすら、「ありがとう」と小さく口にする。
俺は何も答えない。
これが普通でいいんだよ。
これを普通にさせて。
ほら、寝ちゃいな。
……さて、司っち。
君、何をしてくれたのかな。
今、うちのお姫様に何かできるのは君だけだと思うんだけど。
……もしかして俺のせい?
少し考えてみるんだけど、彼がリィを故意的に傷つけるとは考えがたい。


