光のもとでⅠ

 もちろん、セリのことも守りたい対象ではあったけど……。
 でも、これはなんなんだろう。
 妹として守りたい子。
 女の子として、じゃないんだ。
 血のつながりなんてあってもなくてもどうでもいい気がしてきた俺はちょっとまずいのかな?
 図々しいにも程があるってこういうこと?
 でも――今、俺の家族はここにある。
 ここが俺の家なんだよね。
 それをしっかりと心も身体も感じているんだ。