数分の道のりを俺は鼻歌交じりに運転した。
カーステから聞こえてくる音がどれも無機質に聞こえたから、そこに多少の温度を感じさせるべく自分の声を追加した。
いつもならマンションのロータリーでリィを降ろすわけだけど、今日は降ろさずに立体駐車に入った。
湊さんの駐車スペースは立体駐車場の二階。
でもって、連絡通路まで徒歩三十秒。
駐車場においての一等地である。
車を降りてエレベーターホールに着くと、リィが何か思い出したように顔を上げた。
「唯兄、私――」
大丈夫、わかってるよ。学校から送られてくるファックスのことでしょう?
「リィはさ、まず寝ようよ。申請書やらなんやらは俺があとで取りに行ってあげるから。じゃないと時間がずれ込んで夜の作業ができなくなるか、予習復習の時間が取れなくなるよ。ね?」
リィは俺の言葉に俯くように頷いた。
カーステから聞こえてくる音がどれも無機質に聞こえたから、そこに多少の温度を感じさせるべく自分の声を追加した。
いつもならマンションのロータリーでリィを降ろすわけだけど、今日は降ろさずに立体駐車に入った。
湊さんの駐車スペースは立体駐車場の二階。
でもって、連絡通路まで徒歩三十秒。
駐車場においての一等地である。
車を降りてエレベーターホールに着くと、リィが何か思い出したように顔を上げた。
「唯兄、私――」
大丈夫、わかってるよ。学校から送られてくるファックスのことでしょう?
「リィはさ、まず寝ようよ。申請書やらなんやらは俺があとで取りに行ってあげるから。じゃないと時間がずれ込んで夜の作業ができなくなるか、予習復習の時間が取れなくなるよ。ね?」
リィは俺の言葉に俯くように頷いた。


