「俺、ひっさしぶりに投げられちゃったよ。ったくさ、もっと真面目に道場へ通ってくれば良かったのに。で? 少しは気が晴れたの?」
「気が晴れたというか、頭を冷やしたかったというか……」
自分で口にしておきながら、どうにも歯切れ悪い答えだと思う。
「いや、司は気を晴らしたかったんだよ。モヤモヤしたものをどうにかしたかったんだ。頭を冷やすことが必要なら、司はああいう手には出ないでしょ? たいていは呼吸法でなんとかしちゃうし、それが無理ならひとり忽然と消えて弓道場ってパターンじゃない?」
この人はなんでそんなことまで知っているのか……。
「翠葉ちゃん絡みじゃないの?」
「…………」
どっちにしろ言わなくてはいけない。
「気が晴れたというか、頭を冷やしたかったというか……」
自分で口にしておきながら、どうにも歯切れ悪い答えだと思う。
「いや、司は気を晴らしたかったんだよ。モヤモヤしたものをどうにかしたかったんだ。頭を冷やすことが必要なら、司はああいう手には出ないでしょ? たいていは呼吸法でなんとかしちゃうし、それが無理ならひとり忽然と消えて弓道場ってパターンじゃない?」
この人はなんでそんなことまで知っているのか……。
「翠葉ちゃん絡みじゃないの?」
「…………」
どっちにしろ言わなくてはいけない。


