光のもとでⅠ

「今のままじゃ生徒会なんて続けられっこないじゃんさ」
 ……ん? あれ?
 今、セリが笑った気がしたんだけど……。
「え? 何? 生徒会がキー?」
 いい加減、上を向いていた首が痛くなって下を向く。
 生徒会が続けられない、生徒会にいられない、生徒会にいたい――。
 生徒会生徒会生徒会……司くん?
 いやいやいや、ただ単に学校ってことかな。
 ちょっとどっちかわからないけど、そこがネックなんだとしたら、なんとかしてくれそうな人はいるんじゃん?
 あとで司くんに電話しよう、そうしよう。
 今日はどうやっても学校になんて行かせてもらえないだろうし……。
 中の話を聞いていると、急に大声が廊下に飛んできた。