光のもとでⅠ

「今は司がついてるよ」
 藤宮司……いったいいつまでこのままでいるつもりなんだか――。
「あれってサドだと思ってたんだけど、実はマゾ?」
「くっ、俺も同じこと考えてた」
 海斗は身体を折って苦笑する。
「私ね、一緒に卒業できればいいと思っていたの」
 この三年間でどうにかするつもりだったし、どうにかできるつもりでいた。
「俺も。同じこと考えてたけどやめた。もっと長期戦で行くことにしたわ」
 あぁ、ここにも気づいた人間がいたのね……。
 それでも短期決戦を選ばないところが私と海斗だろう。