「紅葉祭の準備で遅くなるのとはわけが違うのよ。日が落ちる前には帰ります」
黙る内藤を背に、その場をあとにした。
自動ドアを入ってすぐのところでコンシェルジュに声をかけられる。
「いらっしゃいませ。本日はどちらのお宅へご訪問でしょうか」
「簾条と申します。御園生翠葉さんのお住まいをお尋ねしたいのですが」
「少々お待ちください」
コンシェルジュはカウンター内の受話器を手に取った。
このマンションのセキュリティは機械だけではなく人も動く。
マンションの住人ではない人間が訪れると、訪問先を問われ、あらかじめ住人側から連絡が入っていない場合はその場で住人に確認を取る。
この方法ならセールスの類は排除できるだろう。
黙る内藤を背に、その場をあとにした。
自動ドアを入ってすぐのところでコンシェルジュに声をかけられる。
「いらっしゃいませ。本日はどちらのお宅へご訪問でしょうか」
「簾条と申します。御園生翠葉さんのお住まいをお尋ねしたいのですが」
「少々お待ちください」
コンシェルジュはカウンター内の受話器を手に取った。
このマンションのセキュリティは機械だけではなく人も動く。
マンションの住人ではない人間が訪れると、訪問先を問われ、あらかじめ住人側から連絡が入っていない場合はその場で住人に確認を取る。
この方法ならセールスの類は排除できるだろう。


