「おまえ、昨日、葵くんのとこに泊ってたの?」
「そう……。今朝、兄ちゃんの家を出ようとしたとき、ふたりが通路で話しているのを偶然聞いちゃったんだ。本当は聞かなかったことにして遅刻して来ようかと思った」
結局は一緒に来ることになった。その理由は……?
尋ねると、
「……見過ごせなかったんだ。翠葉ちゃん、藤宮先輩の言葉に萎縮しきっちゃって、学校が怖いって泣いてて――あのままだったら学校へ来れなくなっちゃう気がしたし、その場にいるのに何もしないのは違うって思ったから……」
ちょっと待て……。
「今、なんて言ったのかしら?」
俺より先に桃華が口を開いた。
「私の聞き間違いでなければ、藤宮司が翠葉に何かを言って、それで翠葉が萎縮したと聞こえたのだけど。それは間違いじゃなくて?」
「そう……。今朝、兄ちゃんの家を出ようとしたとき、ふたりが通路で話しているのを偶然聞いちゃったんだ。本当は聞かなかったことにして遅刻して来ようかと思った」
結局は一緒に来ることになった。その理由は……?
尋ねると、
「……見過ごせなかったんだ。翠葉ちゃん、藤宮先輩の言葉に萎縮しきっちゃって、学校が怖いって泣いてて――あのままだったら学校へ来れなくなっちゃう気がしたし、その場にいるのに何もしないのは違うって思ったから……」
ちょっと待て……。
「今、なんて言ったのかしら?」
俺より先に桃華が口を開いた。
「私の聞き間違いでなければ、藤宮司が翠葉に何かを言って、それで翠葉が萎縮したと聞こえたのだけど。それは間違いじゃなくて?」


