ツカサが好きだから、ツカサと話したいから――。
 そういうことではなく、生徒会の仕事をしたいんだな、って思ったの。
 その気持ちなら私にもわかる。
 だから、昨日の今日で口にすることが真逆になったことを謝りたいと思った。
 ちゃんとやる、と言いたかった。
 単なる自己満足と言われても仕方がない。
 傷つけるとわかっていて口にしたのだから、後悔なんてしたら、それこそ今の行動が無になってしまう。
 私も、いつまでもここにはいない――。

 私は下りてきた階段は戻らず、一階の廊下を歩き、保健室と昇降口の前を通っていつも使う階段を上った。