「昨日言ったことを取り消してほしいなんて言いません。ただ、昨日の今日で調子がいいのはわかっているけれど、考え直した結果、私はやっぱり生徒会を続けたいです」
「だから何?」
「だから……振られた仕事は責任を持ってやり遂げます。それから、勉強もがんばります。誰にも文句を言われないようにがんばります」
「それ、宣言か何か? 私が聞かなくちゃいけないこと? そんなの藤宮先輩あたりにでも言ったらどうなの? 言う相手間違ってるわよ?」
「……私が伝えたいと思ったのは香月さんだったから。自己満足でしかないのかもしれないけれど、香月さんに伝えたかったから。ものすごく不快な思いをさせていると思うけど、ごめんなさい。私は生徒会を辞めません」