ツカサを追い出すことには成功したけれど、今度は違うものが浮上した。
全部やりたい――全部、全部……。
生徒会に残る道は作ってもらえても、生徒会に残り続けるためには成績をキープしなくてはいけない。
仕事がクリアできるか以前に勉強をがんばらないと……。
成績が落ちたら強制的に除外される。
そんな形で脱会するのはもっと嫌――。
「今度は何?」
その声にはっとして顔を上げる。
「だからさ、同じ部屋に自分以外の人間がいること忘れないでほしいんだけど……」
「ごめん」
今日、二度目だ。
しかもこの短時間で……。
「わからないところ、教えてね……。成績だけはどうしても落としたくないから」
「そんな手伝いならいくらでも? ただし、容赦手加減一切しないけど」
口端を上げて言う様がとてもツカサらしいと思った。
全部やりたい――全部、全部……。
生徒会に残る道は作ってもらえても、生徒会に残り続けるためには成績をキープしなくてはいけない。
仕事がクリアできるか以前に勉強をがんばらないと……。
成績が落ちたら強制的に除外される。
そんな形で脱会するのはもっと嫌――。
「今度は何?」
その声にはっとして顔を上げる。
「だからさ、同じ部屋に自分以外の人間がいること忘れないでほしいんだけど……」
「ごめん」
今日、二度目だ。
しかもこの短時間で……。
「わからないところ、教えてね……。成績だけはどうしても落としたくないから」
「そんな手伝いならいくらでも? ただし、容赦手加減一切しないけど」
口端を上げて言う様がとてもツカサらしいと思った。