湊先生の駐車場は立体駐車場の二階にある。
だから、当然のことながらエントランスを通らない。
泣き顔は見られたくないから嬉しいルートだけど、再申請や収支報告書を受け取りに行く必要がある。
「唯兄、私――」
「リィはさ、まず寝ようよ。申請書やらなんやらは俺があとで取りに行ってあげるから。じゃないと時間がずれ込んで夜の作業ができなくなるか、予習復習の時間が取れなくなるよ」
時計を見ればすでに六時を回っていた。
「ね?」
その言葉には頷くしかなかった。
六時にはベッドに横になってなくてはいけないのだから。
だから、当然のことながらエントランスを通らない。
泣き顔は見られたくないから嬉しいルートだけど、再申請や収支報告書を受け取りに行く必要がある。
「唯兄、私――」
「リィはさ、まず寝ようよ。申請書やらなんやらは俺があとで取りに行ってあげるから。じゃないと時間がずれ込んで夜の作業ができなくなるか、予習復習の時間が取れなくなるよ」
時計を見ればすでに六時を回っていた。
「ね?」
その言葉には頷くしかなかった。
六時にはベッドに横になってなくてはいけないのだから。


