秋斗さんに言われた言葉がぐるぐると頭に回りだして、なんだかわからないことになってきた。
そんな私を見るに見かねてか、「つまりね」と話を一度切ってくれる。
「俺には君が必要ってこと。会話の内容がどうとかそういうことじゃなくて、君と過ごす時間が必要。君という存在が必要なだけで、会話にいたっては内容がなんであってもかまわない。どんな些細なことでも天気の話でも『特別』に思える」
とても簡潔に、いつもと変わらず真っ直ぐな言葉で想いを伝えてくれる。
「翠葉ちゃんが、好きだよ。君がいないと俺はすごく不安になるんだよね。それは君の体調が心配とかそういうことじゃなくて、俺の心が不安定になる。……意味、わかる?」
少し背をかがめて訊かれた途端、顔に火がついた。
顔どころではない。
身体までもが熱かった。
『必要』という言葉がくるくると心の中で回っていて、少し気づくのに時間がかかったの。
「好き」と言われたことに。
そんな私を見るに見かねてか、「つまりね」と話を一度切ってくれる。
「俺には君が必要ってこと。会話の内容がどうとかそういうことじゃなくて、君と過ごす時間が必要。君という存在が必要なだけで、会話にいたっては内容がなんであってもかまわない。どんな些細なことでも天気の話でも『特別』に思える」
とても簡潔に、いつもと変わらず真っ直ぐな言葉で想いを伝えてくれる。
「翠葉ちゃんが、好きだよ。君がいないと俺はすごく不安になるんだよね。それは君の体調が心配とかそういうことじゃなくて、俺の心が不安定になる。……意味、わかる?」
少し背をかがめて訊かれた途端、顔に火がついた。
顔どころではない。
身体までもが熱かった。
『必要』という言葉がくるくると心の中で回っていて、少し気づくのに時間がかかったの。
「好き」と言われたことに。


