お願い――今はこの手を私に貸して。
ツカサの手は私の手よりもあたたかくて、ぬくもりが少しの安心を与えてくれた。
もっと、と望む私は、相馬先生がいつもしてくれるみたいに、その手を額の部分に当てる。
いつもならこうしてもらうことで気分が落ち着くのに、今は無理みたい。
涙腺が壊れたんじゃないかと思うほどに涙は止らない。
泣きすぎて頭が痛い。
気づけば耳に心音が届く。
トクントクン――ツカサの胸から規則正しい心音が聞こえてきて、呼吸をそれに合わせたら少しだけ楽だった。
それでも、鳴っては止り鳴っては止り、を繰り返す携帯の音はずっと続いていて、回を重ねるごとに身が縮こまる。
電子音じゃなくて、ツカサの心音のほうがずっといい――。
でも、どうやっても心音よりも鮮明に聞こえるのは着信音。
それから逃れたくて、ツカサの手を放し自分の耳を塞いだ。
ツカサの手は私の手よりもあたたかくて、ぬくもりが少しの安心を与えてくれた。
もっと、と望む私は、相馬先生がいつもしてくれるみたいに、その手を額の部分に当てる。
いつもならこうしてもらうことで気分が落ち着くのに、今は無理みたい。
涙腺が壊れたんじゃないかと思うほどに涙は止らない。
泣きすぎて頭が痛い。
気づけば耳に心音が届く。
トクントクン――ツカサの胸から規則正しい心音が聞こえてきて、呼吸をそれに合わせたら少しだけ楽だった。
それでも、鳴っては止り鳴っては止り、を繰り返す携帯の音はずっと続いていて、回を重ねるごとに身が縮こまる。
電子音じゃなくて、ツカサの心音のほうがずっといい――。
でも、どうやっても心音よりも鮮明に聞こえるのは着信音。
それから逃れたくて、ツカサの手を放し自分の耳を塞いだ。


