光のもとでⅠ

 私は色んなことが怖くて、怖いから一生懸命動くしかなくて――。
 みんなと一緒に行動をして、具合が悪くなって迷惑をかけるのが怖い。
 でも、ひとり別行動取ることでクラスから浮くのも怖い。
 自分がいなくなっても何も変わることがないという事実を知ることが怖い。
 まるで迷路――。
 目の前に分かれ道が現れるたびに右往左往。
 行き止まりの壁を目にするたびに不安に駆られ、不安はさらなる不安を連れてくる。
 あっという間に八方塞の袋小路……。
 ここにいる人たちは中学の同級生とは違う。
 わかってはいても、ひとりになったときのことを考えると怖くて、そんなことを考えていることをクラスメイトや周りにいる大好きな人たちに知られることが怖くて――。
 でも、もう、そんなこととっくに知られていたのだ。
 知っていて、私のペースに合わせてくれていたのに、私はそれにすら気づけなかった。