光のもとでⅠ

 当初三時までの予定だった作業は間に二回の休憩を挟んで五時過ぎまでかかった。
 図書室の外には夕焼けがきれいに広がる。
 この季節の朝焼けもきれいだが、目の前の夕焼けに釘付けになっている翠は知っているだろうか。
 優太と嵐はバス停へ向かい、俺と翠はマンションに向かって歩きだす。
 一般道に出てすぐのところにうちの生徒がいた。
「朝霧、今は部活動禁止期間のはずだけど?」
「学校にはちゃんと許可証発行してもらってるからお咎めなしだよ。いい感じに雲がある日の夕焼けを撮りたくてさ。藤宮たちは――あ、あのマンションか。待ってるからとっとと坂上がっちゃってね」
 なるほど……。