光のもとでⅠ

「別に難しいことじゃない。優太がやっていた収支報告とリトルバンクの照らし合わせ作業だ。残り少ないから、こっちのペースに流されずにやれ。ゆっくりでいいから、絶対に間違えるな。今まで作業している人間たちの目の前で二時間は勉強したんだ、そのくらいは手伝えるよな?」
 嫌とは言えないだろう。
「わかったわよぅ……やるわよ」
 目でわかる。
「どうして勉強以外で数字を見なくちゃいけないの」
 と、そう言ってる。
「こっちの残りは三人でやれば二時間程度で終わらせられるだろう」
 途中で休憩を挟んで翠には糖分を補給させる必要があるし、こっちの作業じゃ優太の集中力も途中で切れる。
 それでも、休憩を入れても五時前後には終わるはず……。