「司、早く機嫌直してよね? あと数日もしたら放送委員だって図書室での作業が出てくるんだから。今のままだとそこかしこから図書室の雰囲気悪くて近寄れないとか苦情がきそう」
嵐に言われる。
「機嫌が悪かろうが良かろうが仕事はしている。俺の存在に問題があるなら俺が場所を移せばいいだけのこと」
意識を仕事に集中させようとすると、誰かしらから茶々が入る。
はっきりいって迷惑だ。
「嵐、手芸部からの材料費の申請が上がってきていない。とっとと回収してこい」
邪魔な人間は図書室から出すに限る。
「行ってくるわよっ! 言われなくてもっ」
まるで猫が毛を逆立てるかのごとく、図書室から出ていった。
「相変わらず容赦ないなぁ……」
優太が苦笑しながら自動ドアが閉まるのを見ていた。
嵐に言われる。
「機嫌が悪かろうが良かろうが仕事はしている。俺の存在に問題があるなら俺が場所を移せばいいだけのこと」
意識を仕事に集中させようとすると、誰かしらから茶々が入る。
はっきりいって迷惑だ。
「嵐、手芸部からの材料費の申請が上がってきていない。とっとと回収してこい」
邪魔な人間は図書室から出すに限る。
「行ってくるわよっ! 言われなくてもっ」
まるで猫が毛を逆立てるかのごとく、図書室から出ていった。
「相変わらず容赦ないなぁ……」
優太が苦笑しながら自動ドアが閉まるのを見ていた。


