風呂から上がり、二階の自室へ戻るとすでに十時半を回っていた。
珍しく長風呂だったようだ。
上がるときには湯がぬるいと感じた。
三十分ほど本を読んでいたものの、まるで頭に入らないので寝ることにした。
明日も朝は五時起きだ――。
道場の、あの静謐を感じる空気に包まれたら少しは我をより戻せるかもしれない。
そこに一縷の望みをかけてベッドへ入った。
* * *
道着に着替えて道場へ入る。
この季節の朝晩は冷え込む。
今日から衣替えということもあり、気持ち的には少し一新できたようなできていないような……。
つまり、まだ足元がぐらついたままでいつもの自分とは言えない状態。
珍しく長風呂だったようだ。
上がるときには湯がぬるいと感じた。
三十分ほど本を読んでいたものの、まるで頭に入らないので寝ることにした。
明日も朝は五時起きだ――。
道場の、あの静謐を感じる空気に包まれたら少しは我をより戻せるかもしれない。
そこに一縷の望みをかけてベッドへ入った。
* * *
道着に着替えて道場へ入る。
この季節の朝晩は冷え込む。
今日から衣替えということもあり、気持ち的には少し一新できたようなできていないような……。
つまり、まだ足元がぐらついたままでいつもの自分とは言えない状態。