光のもとでⅠ

「ツカサがもう少し周りの女の子と話をしてくれたらこんなに苦労しなくて済むんだよ?」
「友達」として一緒にいて話がしたいだけ。
 それ以上でもなければそれ以下でもない。
 でも、どうやったってほかの女子と話す気にはなれない。
 たとえば、翠はできるのか?
 知らない男、不特定多数の男と話せ、といわれたら。
 できないだろ?
 根本的な事情は違うにしても、状況は然して変わらないと思う。
「ツカサ……私、ものすごく大丈夫な気がしてきた」
「は?」
 急にそんなことを言うものだから、ますますわからなくなる。
「ううん、こっちの話」
 久しぶりに俺に向けられた笑顔。
 久しぶりだと思ったのも束の間。
 その表情はすぐに消えた。