「ところでさ、翠葉には何を歌わせるってあれしかないよな」
「あぁ、奥華子以外のリクエストがなかったってのがまたすごい。ま、声が似てるっちゃ似てるから、聞いてみたいっていうのもわからなくはない」
「あとはー……茜先輩と翠葉のリクエストに奥華子以外がひとつあったか」
佐野がグラスにジンジャーエールを注ぐ。
「俺にもちょうだい」
グラスを出せば、同じように注いでくれた。
少し生ぬるくなったジンジャーエールで喉を潤し、目の前のプリントに目を移す。
真っ白なタイムテーブル。
「これ、どうする?」
俺が訊けば、
「これを埋めろって言われてもね……」
佐野も苦笑する。
「もうさ、こうなったら詰め込めるだけ詰め込んで、歌わせまくるかっ!?」
かなり自棄になっていたと思う。
だって時刻はもう夜中の一時半だ。
「あぁ、奥華子以外のリクエストがなかったってのがまたすごい。ま、声が似てるっちゃ似てるから、聞いてみたいっていうのもわからなくはない」
「あとはー……茜先輩と翠葉のリクエストに奥華子以外がひとつあったか」
佐野がグラスにジンジャーエールを注ぐ。
「俺にもちょうだい」
グラスを出せば、同じように注いでくれた。
少し生ぬるくなったジンジャーエールで喉を潤し、目の前のプリントに目を移す。
真っ白なタイムテーブル。
「これ、どうする?」
俺が訊けば、
「これを埋めろって言われてもね……」
佐野も苦笑する。
「もうさ、こうなったら詰め込めるだけ詰め込んで、歌わせまくるかっ!?」
かなり自棄になっていたと思う。
だって時刻はもう夜中の一時半だ。


