光のもとでⅠ

「何が、どこがって指定はできないんだけど、佐野くんの性格が好き、かな。下手な言葉を使わず自分の言葉を話してくれるところとか……。だから妙な説得力があるのかなぁ……。考え出したらきりがない。飛鳥ちゃんは海斗くんのどんなところが好き? 答えられる?」
「――顔?」
 希和と香乃が絶句して私を見る。
「嘘だってばっ! そんな白い目で見ないでよっ」
 ふたりにそんな目で見られると、小動物の信頼を失った飼育係の気分になる。
 そんな気分を紛らわすために、バクバク、とお弁当を口に放り込んだ。
「はぁ……でも、海斗くんかっこいいからねぇ……」
 希和が言えば、
「うんうん、格好いいし運動できるし頭いいし優しいし」
 香乃もここぞとばかりに言葉を並べる。