光のもとでⅠ

「俺たち、学年違えど同い年でしょ?」
 優太先輩がにこりと笑えば、翠葉の代わりに藤宮司が口を開いた。
「優太も朝陽も勘弁してやって。翠は留年していることを人に知られたいわけじゃない」
 あんたはどうなのよ、と思う。
 でも、それ以上に訊いてみたくて仕方のないこと。
 ねぇ……あんた、誰がどこから見ても、あんたが翠葉にご執心ってばればれよ?
 そういうの自覚してる?
「ま、それもそうよね……」
 嵐子先輩が苦笑する。とても残念そうに。
 でも、先輩方の気持ちはわからなくはない。
 この子のテリトリーに入りたいという気持ち、それならわかる。
「翠葉、せめて名前に先輩付けで手を打ったら?」
 そう提案した。
 そのくらいなら問題はないはず。