病院には蒼兄が車で送ってくれるはずだった。
朝の時点で蒼兄は変更になったとは言っていなかったから、たぶんそのあと――。
ツカサが蒼兄に電話かメールをしたのだろう。
私は相変わらずツカサの背中を見ながら歩いていた。
自分からは隣に並ぶ勇気がなくて。
なんで――ツカサの考えていることがわからない。
朝は、「うざったい」「ふざけるな」という感じで全く近寄れる雰囲気ではなかったのに、今はこうして目の前にいる。
間が開き過ぎないように、近寄りすぎないように――。
そうやって歩いていると、前を歩くツカサが突然止まった。
すると、自動的に私の足も止まる。
ツカサは後ろ姿でもわかるくらい大きなため息をついた。
朝の時点で蒼兄は変更になったとは言っていなかったから、たぶんそのあと――。
ツカサが蒼兄に電話かメールをしたのだろう。
私は相変わらずツカサの背中を見ながら歩いていた。
自分からは隣に並ぶ勇気がなくて。
なんで――ツカサの考えていることがわからない。
朝は、「うざったい」「ふざけるな」という感じで全く近寄れる雰囲気ではなかったのに、今はこうして目の前にいる。
間が開き過ぎないように、近寄りすぎないように――。
そうやって歩いていると、前を歩くツカサが突然止まった。
すると、自動的に私の足も止まる。
ツカサは後ろ姿でもわかるくらい大きなため息をついた。


