「翠葉ちゃん……えっとさ……俺、今朝の藤宮先輩と翠葉ちゃんがした会話の内容を訊かれてるんだよね?」
「そうなの……」
「どうしたっ!? あんまりにも辛辣な内容すぎて脳内消去しちゃったっ!?」
「あの……言うならば、『虫唾が走る』っていう言葉が強烈で、それしか覚えてなくて……」
「えええええっっっ!?」
「あ、あのっ、高崎さんが話してくれたことなら全部覚えてるんだけどっ」
言ったあとで、それがなんのフォローにもならないことに気づく。
空太くんは脱力したようにしゃがみこみ、
「まぁ、お姫さん、ちょっと座ろうか……」
と、桜林館脇にある階段に座らされた。
そして、会話の内容をひとつひとつ教えてくれた。
「思い出した?」
「ん……ありがとう」
「訊かれたから答えたとはいえ、聞いたらまた泣きたくもなるよね」
今、私は泣かないように、と必死だった。
「そうなの……」
「どうしたっ!? あんまりにも辛辣な内容すぎて脳内消去しちゃったっ!?」
「あの……言うならば、『虫唾が走る』っていう言葉が強烈で、それしか覚えてなくて……」
「えええええっっっ!?」
「あ、あのっ、高崎さんが話してくれたことなら全部覚えてるんだけどっ」
言ったあとで、それがなんのフォローにもならないことに気づく。
空太くんは脱力したようにしゃがみこみ、
「まぁ、お姫さん、ちょっと座ろうか……」
と、桜林館脇にある階段に座らされた。
そして、会話の内容をひとつひとつ教えてくれた。
「思い出した?」
「ん……ありがとう」
「訊かれたから答えたとはいえ、聞いたらまた泣きたくもなるよね」
今、私は泣かないように、と必死だった。


