「翠葉ちゃん、立場は違うけど……その記憶を共有した者として、一緒に受け止めるから、だから――」
「はい、逃げません。なので、思い出せるまで、秋斗さんがどんな人なのかわかるまで時間をください」
返事はなく、にこりと笑うことで了承してくれた。
お茶を飲みながら過ごす時間はゆっくりと過ぎていく。
ガラス張りの部屋から出ることもなく、秋斗さんと時々言葉を交わしながら外の風景を眺めていた。
BGMはストーブの火が燃える音と、ケトルのシュンシュンという音。
なんだかとっても穏やかで優しい空間だ。
「翠葉ちゃん、写真は撮りにいかないの?」
「あ……」
自分の脇に置いてあるカメラケースに目をやる。
写真を撮りたくないわけじゃない。でも、ここから出たくもない。
仕事――。
「はい、逃げません。なので、思い出せるまで、秋斗さんがどんな人なのかわかるまで時間をください」
返事はなく、にこりと笑うことで了承してくれた。
お茶を飲みながら過ごす時間はゆっくりと過ぎていく。
ガラス張りの部屋から出ることもなく、秋斗さんと時々言葉を交わしながら外の風景を眺めていた。
BGMはストーブの火が燃える音と、ケトルのシュンシュンという音。
なんだかとっても穏やかで優しい空間だ。
「翠葉ちゃん、写真は撮りにいかないの?」
「あ……」
自分の脇に置いてあるカメラケースに目をやる。
写真を撮りたくないわけじゃない。でも、ここから出たくもない。
仕事――。


