なんというか、ツカサという人間の認識に腹が立ってしまうのだ。
 第一、両親が病院と懇意って何?
 うちは大きな企業ではないし、病院と懇意にするほどの何かがあるわけでもない。
 患者だから病院とは嫌でも縁が切れないだけで、好きで通院しているわけでもない。
 何よりも、周りの環境如何でツカサの対応が変わるなどあり得ない。
 ツカサを好きだと言う割に、そういうところを理解していないのはどうしてだろう。
 それはほかの人にも感じたこと。
 突き詰めて考えると、すべての元凶がツカサにある気がした。
 ツカサは自分のことを知ってもらおうという努力を一切しない。
 関係のない人間とは一切関わろうとしない。
 ゆえに、彼女たちはツカサに近づくことすらできないのだ。
 つまり、ツカサと仲良くなりたくても、話したくても話せない状況。
 だから、私に文句を言いにくる。