球技大会が終わっても、「呼び出し」と言われる類のものは続いていた。
 でも、みんなが心配するほどのものはなく、私は「話し合い」だと認識している。
 今日も、日課のようになりつつある「話し合い」をしていた。
 私はまだGPS搭載のナースコールもどきを使ってはいない。
 そのことで、ツカサとは険悪な仲になっていた。
 最近では、私が自分から助けを求めないことを理解した風紀委員が途中で介入することがあったり、ツカサ自身がその場に来ることもある。
 でも、ツカサが来ることほど迷惑なものはなかった。
 ツカサが来ることで、相手が私に言いたかったことを言えなくなってしまうし、話し合いがブツリと中断されてしまう。
 その場で私がツカサに対してぶち切れることは少なくなかった。