「名前の呼び方を改めたら図々しくないですか?」
「……いつも一緒にいるのも腹立たしいわ」
あぁ、それはちょっと難しいかもしれない。
「あの……今は球技大会中だし、紅葉祭前だから一緒にいる時間はどうしても増えちゃうんです」
「それなら生徒会をやめたら?」
「え……?」
「成績で順位を落とせばすぐに辞められるわよ?」
意地悪な笑みを浮かべられ、これにはちょっと困ってしまった。
確かに、順位を落とせば強制的に生徒会を除名されるだろう。
でも、わざと成績を落とすのは――それは違う。
「あの……故意的に成績を落とすことはできません。それは生徒会を辞めたくないから、とかそういうことではなくて――ただ、成績を落とすことはできないんです」
「何よそれ、ただ生徒会にいたいだけでしょっ!?」
少し落ち着いたかと思った先輩は、再度険しい表情へと変わっていく。
「……いつも一緒にいるのも腹立たしいわ」
あぁ、それはちょっと難しいかもしれない。
「あの……今は球技大会中だし、紅葉祭前だから一緒にいる時間はどうしても増えちゃうんです」
「それなら生徒会をやめたら?」
「え……?」
「成績で順位を落とせばすぐに辞められるわよ?」
意地悪な笑みを浮かべられ、これにはちょっと困ってしまった。
確かに、順位を落とせば強制的に生徒会を除名されるだろう。
でも、わざと成績を落とすのは――それは違う。
「あの……故意的に成績を落とすことはできません。それは生徒会を辞めたくないから、とかそういうことではなくて――ただ、成績を落とすことはできないんです」
「何よそれ、ただ生徒会にいたいだけでしょっ!?」
少し落ち着いたかと思った先輩は、再度険しい表情へと変わっていく。


