光のもとでⅠ

 表が終われば裏。
 うつ伏せになって横になる。
「信じていないわけじゃないんです。どちらかと言うなら、これ以上にないくらいに信頼できる人たち。ただ、人に言うっていう習慣がなかなかつかないだけで……」
「でも、坊主にはだいぶ言うようになったじゃねぇか」
「だって……言わないと怒るし、すぐに不機嫌って顔に書くし……」
「くっ、確かにな。あの坊主はある意味すげぇな。スイハが俺にこんな話をするようになったのも、あの坊主の調教の賜物なんじゃねぇか?」
「先生ひどい……」
 調教って……。
 まるで私が動物園の動物のようじゃないか。
「でも、本当のことだろ?」
「……ツカサが、私がなかなか言葉にできないことを口にさせるように鍛えてくれているのは認めるけど、そうじゃなくても相馬先生には話せるようになっていたと思います」
「お? 嬉しいことを言ってくれるね。俺の嫁になるか?」
「なりません」