「ピアノを弾くこととと写真提供のふたつ。それだけだ」
「はい。でも、それなら写真の報酬は――」
「それは呑めないよ? 報酬は報酬でもらってもらわないと、うちが会社的に困るんだ」
やっぱりだめなのね……。
どうしてもあの金額には納得がいかないんだけどな。
そしてもうひとつ、気になることがある。
「静さん……私、写真を撮った記憶がないのはやっぱり気持ちが悪くて……」
撮ったものは自分が写したものだろう、という感覚はある。
けれど、写っている場所が記憶にないというのはとても気持ちが悪いのだ。
「そうだろうね……。でも、とりあえずはリビングへ行かないかい? 玄関にずっといると、後ろの人間も入れないからね」
後ろからは、「まーだーーー?」と声を発する唯兄がいた。
「ご、ごめんなさいっ」
慌てて靴を脱ぎ、廊下に上がった。
「はい。でも、それなら写真の報酬は――」
「それは呑めないよ? 報酬は報酬でもらってもらわないと、うちが会社的に困るんだ」
やっぱりだめなのね……。
どうしてもあの金額には納得がいかないんだけどな。
そしてもうひとつ、気になることがある。
「静さん……私、写真を撮った記憶がないのはやっぱり気持ちが悪くて……」
撮ったものは自分が写したものだろう、という感覚はある。
けれど、写っている場所が記憶にないというのはとても気持ちが悪いのだ。
「そうだろうね……。でも、とりあえずはリビングへ行かないかい? 玄関にずっといると、後ろの人間も入れないからね」
後ろからは、「まーだーーー?」と声を発する唯兄がいた。
「ご、ごめんなさいっ」
慌てて靴を脱ぎ、廊下に上がった。


